平成23年4月に、香りを使った看護を取り入れようと、日本アロマ環境協会のアロマテラピーインストラクターやアドバイザーの資格を持っている看護師を中心にアロマ委員会が発足しました。
1年目は職員にアロマを親しんでもらい、癒しを提供することを目的に、エッセンシャルオイルを使用した「デオドラントスプレー」や「リップクリーム」「バスソルト」作りなどのアロマ教室を開き、職員にも「良い香りで癒される」など好評でした。
このような活動をしていく中で、患者様も癒してさしあげたいと考える職員が増え、平成26年度の取り組みとして、緩和ケア専門看護師を講師に招いて、リラクゼーションを目的とした「ハンドマッサージの勉強会」を行いました。
病院の夏祭りでは、アロマ委員会でハンドマッサージのブースを出し、患者様や地域の方々にマッサージをしてさしあげたところ、「うれいしいよ。よく眠れたよ」など喜びの声が多数聞かれました。
看護部長の提案で「ラベンダースティック」作りの講習会を開催したところ、こちらもとても好評で、参加した職員は、友人にプレゼントしたり、病棟のカウンターに飾ったり、医師も診療時に胸ポケットに入れたりとラベンダーが流行しました。
平成26年・27年度の「いちのみや絆まつり」でも、当院のブースにてアロマ委員会が「アロママッサージ」を行いました。地域の方々にも大変喜ばれ多くの方々がブースを訪れてくださいました。
このようなアロマ委員会の取り組みが、山梨県看護協会峡東地区支部の会報誌「輪音」に掲載されました。これからもアロマを使って患者様や職員、地域の方々と癒しの交流を深めていきたいと思います。
一宮温泉病院 アロマ委員会 多田 こずえ
